なにかを計画して、実行していくことがどんな人にもあると思います。
ダイエットや禁煙、旅行などや、はたまた起業などの人生における一大プロジェクトまで。
練ってねって練り上げた計画をいざ実行してみると、思ったとおりに行かないことが起きることも決して少なくありません。
そんなとき、人は何かしらの手を打とうとします。そのために必死になったりもします。
だけど、これは当初の想定とはまったく違っている状態だったりするわけです。
「本当はもっとわくわくするような毎日になるはずだったのに・・・」
これは誰しも一度は味わう感情だと思います。
そして、深く傷ついてしまうことも少なくない。
「自分はダメなやつだ」とか「やめておけばよかった」なんて思うわけです。
このとき、ボクらはいったい何に傷つけられているんでしょうか?
今日は、こういったうまく行かないときに「ボクらを傷つけているものの正体」について書いてみます。
もくじ
なぜ、ボクらは傷つくのか
理由はもちろんひとつではありませんが、その一つはとてもシンプルなことです。
ボクらが、期待する生き物だからです。
それも、自分でも気づかないうちに。
なにかを計画したりするとき、誰だって準備をしますよね。本で調べたり、実体験を聞いたり、想像したりして必要な情報を集めると思います。
なぜなら、何も知らないまま新しいことに飛び込むのは怖いからですね。
そうして集めたものを組み合わせて、ある程度の見通しを立ててから実行する人がほとんどではないでしょうか。
ただし、意識すべきなのは想定通りに行く未来ばかりではないはずです。
そうやって計画する中で、同時にどんどん心の中で期待というものが積み上がっていきます。
その積み上がった期待が、あとでボクらの心に大きな負担をかけてしまうわけです。
期待通りにことが運ばなくなったとき、ボクらは傷ついたり、心が折れたりします。
失望したり、後悔したり、怒ったり、気持ちがなえたりするとき、それは隠れた期待を抱いているという証拠でもあります。
たとえば、結婚にうんざりしているようなら、当初の期待と現実とのあいだにギャップがあって期待はずれだったという思いがあるからです。
ボクらは、期待しすぎると、その分だけ大きく傷つくことになる。
これがまず第一に知っておくべきことです。
ボクが他人に腹を立てない理由
ボクは基本的に他人に腹を立てることがありません。
たとえば、誰かが依頼を忘れてしまったり失敗したりしても、その人を責めたりする気にはならないんです。
なぜなら、そもそも「人に期待していない」からです。
こう書くとなんか冷たい人間のように思われるかもしれませんけど、過度の期待をしないというマインドが、昔から染み付いているんですよね。
どんなに優秀な人間でも失敗することはあります。急に心変わりしたりしても何も不思議じゃありません。所詮、人間だって自然物です。
自然物である人間が、時と場合によって移ろう(うつろう)のって、めちゃくちゃ当たり前だと思うんです。
それを「こうあるべきだ」と期待するから、怒りが湧いてくるわけです。
桜の花が散るのを見て、誰も「散るなよ!」って怒ったりしないですよね。それは桜の花が自然物であって、花びらが散るのも散らないのも過剰に期待していないからなんです。
だからボクは、いつも100%以上の期待はしません。80%くらいまでしか期待しないように染み付いています。
どんなに優秀な人に頼んでも5回に1回は期待どおりに行かないと考えています。
人間も自然物、だから調子がいい日も悪い日もある。天気のように、晴れの日も雨の日も、曇りの日もあるはずなんです。
たぶん、生きるのが辛いと感じている多くの人は、現実世界に期待しすぎなんじゃないかと思ったりします。
期待と現実の差がありすぎて、ついには絶望してしまうのではないでしょうか。
自分の行動から跳ね返ってくる現実世界に、もう過度な期待はやめた方がいい。そうすれば間違いなく今より楽になれるはずです。
まとめ
というわけで、今日は「ボクらを傷つけているもの」について書いてみました。
一言でまとめると、「過度の期待はやめれば、傷つくことも減るよ」ということになります。
このブログでは、日々、学んだり考えたことをちょこちょこと書かせてもらっています。
読了、ありがとうございました。ねこじたのヒロでした。