もくじ
朝食はパン派?米派?
日本人の食卓の朝ごはんといえば、
パン(トーストなど)もしくはお米(ライス)でしょう。
ジャムやバターを塗ったトースト、味噌汁や納豆なんかと組み合わせたご飯。
どちらも申し分なくおいしいですもんね。
みなさんはどちら派でしょうか?
総務省の「家計調査」によれば、2013年からずっと米よりもパンへの支出が上回る状況が続いています。
つまり、日本人にも朝はパンが当たり前という方が増えているのです。
そんなの好きに選べばいいんじゃね?と思いがちではありますが、今回は僕が断然朝には「ご飯」をおすすめする理由を説明します。
小麦に含まれるグルテン
なぜパンよりご飯をおすすめするかと言うと、
パンに含まれる
『グルテン』
が肥満の原因のひとつになりやすいからです。
グルテンとは小麦などの胚乳に含まれ、小麦を練った時に出る弾力や粘りを作るタンパク質の一種です。
このグルテン、近年の研究で食欲増進効果があることがわかっています。それによると、グルテンの成分が食欲を刺激、必要以上に食べたくなってしまい肥満になるというものです。
さらにこのグルテンは、小麦アレルギーの原因物質とも言われています。
グルテンにより、慢性的な疲労感、肌荒れ、ぜんそくなど、何らかの不調が出る症状を『グルテン不耐症』や『グルテン過敏症』と呼びます。
グルテン不耐症と気づかないまま、『なんとなく不調』と感じている人が潜在的にかなりいると考えられています。
グルテンを含む食べ物
グルテンを含む代表的な食品としては、
パン、パスタ、ラーメンやうどんなどの麺類、
ほかにもケーキ、ドーナツなどお菓子類です。
一方で、
お米や米粉製品、ビーフン、春雨
などには含まれていません。
これ、考えてみるとそもそもグルテンを含む食べ物って糖質と脂質のかたまりみたいな食べ物ばかりなんですよね。
グルテンフリーダイエットなんてものが海外で流行るのも当たり前だったわけです。
これらの食品を避けるだけで必然的に糖質の摂取量がグッと減るはずなので、そのおかげで痩せますからね。
ここまで読んで、グルテンっていいことないじゃん!って思ったでしょうけど、僕は別にグルテンフリー食にしようと提案しているわけではありません。
グルテンフリー食を続けると、鉄分、葉酸、ビタミンB1、カルシウム、ビタミンB12及び亜鉛の欠乏を引き起こす場合があるとも言われています。
何事もやっぱり適度が大切です。
孔子の「中庸の徳」ってやつですね。
日本ではグルテンを含むパン以外の食品、パスタやラーメンなどの麺類、ピザ、ケーキ、お菓子類は朝食以外で食べることが多いと思います。
それを考えると、朝食くらいは極力グルテンを含まないもの、つまり「パン類」より「お米」がおすすめというわけなのです。
本日の学びは以上でーす。
明日に続きま~す!!