もくじ
誰もの心の中に潜む魔物
「本当の自分を知られたら、みんな自分を好きではなくなってしまう…」
この思考は大きな力を持っています。
それはもはや、心に潜む魔物と呼ぶにふさわしいほど強大です。
この魔物は僕らの心を食い荒らし、疲弊させ、無気力を誘発し、ときにはいなくなった方が楽なのかもしれないと思わせることさえあります。
そして、魔物を好きにさせたままでは、僕らは常に本来の自分を見透かされることを恐れて行動することになります。
偽りの仮面をかぶり、愛されるため、認めてもらうため、援助してもらうために演技をします。そして、本当の自分を見せずに人生を生きてしまうことになるわけです。
どうしてこんなことになってしまうのでしょう?
心が語りかける『本当の自分』とは一体なんなのでしょうか?
本当の自分(ありのままの自分)
僕らの心の中に潜む魔物が語りかけてくる『本当の自分』とは一言で言うと、
「不完全で、だらしない、不十分な存在」
です。
そして、心に潜む魔物は僕らに、「足りない部分を補うには『成功』するべきだ」と語りかけてきます。
『成功』さえすれば、僕らは他者から受け入れられ、愛されるはずだと。
しかし、ここで大事なことは「本当にそうなのか?」と立ち止まってその思考を客観視することです。
今すぐあなたは『ありのまま』になれる
太古の昔から僕らの脳は生き残るため、「お前たちは不十分だ」と思わせるようにできています。
「不完全で、だらしない、不十分な存在」
これは誰にでもある正常な思考というわけです。
これを僕は、
「純粋な劣等感」
と呼んでいます。
そして、「お金がないお前には価値がない」とか「無名で目立たないならいないのと同じだ」というような二次的に湧いてくる思考を
「汚れた劣等感」
と呼んでいます。
純粋な劣等感は人を成長させますが、汚れた劣等感は人を蝕(むしば)んでしまいます。これを意識的に分けることも大切です。
価値観を知れば、僕らは今すぐ『ありのまま』の自分になることができます。
『成功』したいという欲望の奥底にある価値が『ありのまま』の自分であるなら、別に『成功』するまでそれを待つ理由などありません。
今すぐ自分自身であることを始めればいいわけです。
本日の学びは以上でーす。
明日に続きま~す!!