どーも!
ねこじたのヒロです。
今回は勉強法についてのお話です。
今まで何度も言っているのですが、実はボク、薬剤師の国家試験に2回落ちてます。
1回目は国家試験をナメてました。
単純な勉強量不足です。
2回目は根性で乗り切ろうとがむしゃらに頑張ったんですが、やる気が持続できずに途中で失速。
結果、1回目より点数は上がりはしましたが、合格ラインには届かず。
泣きましたよ。
やっぱり頑張った分だけ、悔しかったんですよね。
どうすりゃいいんだろうと悩んだし、もういっそのこと逃げ出したいとも思いました。
3回目の受験。
ついに合格できたのですが、その結果がすごかった。
正答率、なんと9割以上!!
圧倒的勝利でした。
憎き国家試験を、それこそフルボッコにしてやった気分でした(笑)
いや~、今思い出しても嬉しいくらい印象に残ってます。
なぜ、ここまでいきなり得点できるようになったのか。
その理由は、ものすごくシンプルです。
読書により結果の出る勉強法を身につけたからです。
当時は、今のように科学的根拠によって証明された勉強法は少なかったですが、それでもこれほどの成果が出たのには自分でもビックリでした。
今回の記事では、すぐに試したくなる、そんな科学的に判明している効率的な勉強法と参考になる本の紹介をしたいと思います。
もし、あなたが勉強を「できない」、「つまらない」、「したくない」と思っているならそれはあなたのせいではありません。
効率的な勉強の方法をきちんと習ったことがないから勉強が「できない」し、その結果、「つまらない」し、最終的に「したくない」と思うわけです。
自分の能力(記憶力や理解力)を責める暇があるなら、ちゃっちゃとできることをした方がいい。
その第一歩として、まずは勉強法を身につけましょう。
ちなみに、勉強法が役に立つのは、受験や資格試験だけではありません。
変化の早い現代、ビジネスパーソンこそ多様な知識を吸収し、教養を深めた方がいい。
効率的な勉強法は早い段階で身につけておいて損はありません。
もくじ
勉強のやり方を、義務教育は教えてくれない
学校という場所は勉強の内容こそ教えてくれますが、その前に学ぶべきである効率的な勉強法を一切教えてくれません。
これが大きな問題点だとボクは思っていて、なんで最初に勉強法の授業やんないんだろうと不思議で仕方がありません。
むしろ、一つの教科として「学習法」って作ってもいいのでは?なんて思います。
学校で習う勉強法って
「授業を静かに聞いて」、「その間、黒板の内容をノートに取り」、「帰ったら宿題をする」
これだけです。
そりゃ、頭に残らないよって今なら思います。
もし、ここを読んでいるあなたが「勉強ができない」とか「偏差値が低い」とかで悩んでいるようなら、もう悩まなくて大丈夫です。
それ、あなたのせいじゃないですからね。
そして、今からでもすぐにその意識を変えていけるので心配ありません。
ボクの場合は、今思うと学生時代には、一度もきちんと勉強したことがなかったです。
国家試験という壁にぶち当たるまでは、その場しのぎの一夜漬けでどうにかこうにか誤魔化していました(笑)
薬剤師国家試験は、攻略できた今となっては難しいとは思いません。
が、受験していた当時は「これ、ガチで一生合格できないかもしれない…」と感じて絶望していたのをよく覚えています。
薬剤師になってからも数年間はトラウマものでしたけど、今ではヤツ(国家試験)はボクのスタンドみたいなものです。(『ジョジョの奇妙な冒険』を知らない人は守護霊みたいなものと思ってください)
ちなみに、スタンド名をつけるならThird time’s a charm(三度目の正直)なんてどうでしょう。
このスタンドは今ではボクが新たな壁にぶち当たるたびに、自分の自信となってボクを守ってくれています。
ちょっと脱線しちゃいましたが、まぁ、そういうことなんで勉強できないのは自分の能力のせいではないです。
気持ちを入れ替えて、まずは効率的な勉強法を知ることからはじめましょう!
今日から変えよう!効率的勉強法~分散学習~
ちょっとだけ参考文献などからおすすめの勉強方法を紹介したいと思います。
科学的にも効果が証明されており、正直これだけでも全然記憶への残り方が変わるはずです。
実際、これを意識するようになってからは読書した後の知識の定着率が明らかに変わったと実感しています。
集中学習と分散学習
分散学習ってなに?
これは簡単にいうと、「すぐには復習をしないようにする」ということです。
実は心理学の実験から、勉強しすぎると効率が悪いことがわかっているんです。
分散学習に対して集中学習と呼ばれるのですが、これはある学習課題などを十分に理解できている状態で、よく似た課題、もしくは同じ課題を継続して学習することをいいます。
子供のころによくやった算数ドリルなんかがそうですね。
集中学習は昔から記憶しておくのに有効だと言われてきました。
確かに短期的には効果がありますが、長期的に見ると実は効率が悪い学習法なのです。
集中学習では長期記憶にはなりにくいことが様々な調査でわかっています。
つまり、受験勉強などの長期戦となるような場合は適さないというわけです。
テスト前日などで「とりあえずここだけ乗り越えたい!」ってときと、講義内容などがいまいち理解できていないというときだけ集中学習を使いましょう。「今日の授業内容は、明日の授業で小テストしま~す」なんて場合ですね。
というわけで、基本的には分散学習を意識して復習は忘れた頃、つまり数日後に行いましょう。
この分散学習についてもっと深く知りたい方は、次に紹介する『進化する学習法』という本に詳しく書いてありますので読んでみることをおすすめします。
勉強法を身につけるのにおすすめの本 3選
最近また少しずつ増えてきた感のある勉強法の書籍から、おすすめの3冊を紹介します。どれもわかりやすく読みやすい本なので、ぜひ読んでいただきたいものばかりです。
まずはこちらから!
最新の研究結果から導き出された、エビデンス(科学的根拠)に基づいた勉強法が紹介されています。厳選された有用な情報だけが書かれていて、非常に無駄のない良書です。図解も多く、ページのわりにはサクッと読めちゃうところも素晴らしい。
読書家としても有名なメンタリストDaiGoさんもおすすめする、「これは絶対買った方がいい!」と思えた一冊です。
1,600円程度で買えますが、1万円のセミナーを受ける以上の価値があります。本はこうあるべきと思わせてくれる優良書です。
次におすすめするのはクイズ番組で有名な現役東大生、伊沢拓司さんの本です。
こちらは自身の体験をもとに、勉強に対するモチベーションから実際の勉強法まで幅広く書かれています。東大生らしいと感じるところが多々あって、合理的で文章もわかりやすい一冊になっています。
「1日1点主義」という文脈に関しては、東大生だろうと結局日々の努力が大切であるということを、誰にでもわかりやすく伝えてくれています。東大生の書いた本の中では一押しの良書です。
三冊目におすすめするこの『気持ちを「言葉にできる」魔法のノート』は、実を言うと勉強法の本ではありません。そしてノート術の本でもありません。
じゃあ、何の本なのかというと“自分で考える力を育てるため”の本になります。
この本が提示している「内なる言葉」の重要性を知り、そして小学生でもできる自分の本心を言葉にする方法「T字型思考法」をすべての人に試してもらいたいと思ったので、ここに挙げさせてもらいました。
内容も「コトバード」というキャラクターと「僕」との対話形式で書かれていて、読書慣れしていなくてもサラッと読めるのも好印象です。
全国の小学校の図書館に置く本としても最適だと思います。そのくらいおすすめです。
まとめ
今回は、勉強は能力ばっかりじゃないから勉強法をまずは学びましょうって話をしてみました。
ボク自身そうだったので言っておきますが、参考書選びに時間をかけるくらいなら、勉強法を模索する方が絶対にいいです。なぜなら、勉強法を身に着けておくと社会人になってからも活かせるからです。
つまり社会人になってからも、楽に成果を出せちゃうビッグなおまけが付くってことです。
現時点で、「まだいい勉強法がわからない」とか、「勉強してもすぐ忘れちゃう」なんて方は、ぜひ一度、こういった勉強法の本を買ってみて、いろいろ試してみることをおすすめします。
その際は、1冊だけと言わず2冊、3冊は買って自分に合う方法を探してみてください。
そして、本を読んだら必ず試してみましょう。「これならできそう」とか「これは楽しめそう」ってものだけでも十分効果を感じれると思います。
どんどん知識が増えるその楽しさを知れば、もうあなたにとって勉強が苦になることはなくなるはずです。
ボク自身、今現在、勉強を楽しみながら薬剤師として働くことができています。