どーもー!
メンタルだけはマッチョ、けれど猫舌で熱い食べ物が苦手。
そんな猫舌のヒロです!よろしくおねがいします!
今回の記事では、処方薬の名前とその由来についてちょっとヘンテコなものだけに絞って紹介します。
現在、医療用医薬品はかなりの数があると言われています。
その数、なんと約2万種類(規格別に考えた場合)。
いくら6年間も大学で学んだと言っても、とてもすべてを把握できるものではない数です。
そして、医療用医薬品と言えどあくまで商品です。メーカーも何も考えず名前をつけるわけではありません。
中には名付けの理由を知ることで、医薬品の名前や効果を覚えやすくなる場合もあります。
ここで一度、医薬品の名前の由来を学んでみてはいかがでしょう。
もくじ
睡眠導入剤、睡眠剤の名前
睡眠導入剤、睡眠薬の名前は非常にわかりやすい物が多いです。
マイスリー
My Sleep(私の睡眠)という言葉を文字ってマイスリーです。
わっかりやすっ!!
グッドミン
Goodな睡眠でグッドミン!
これもわっかりやすい!!
ロゼレム
Rose(バラ)+レム睡眠の足し算でロゼレム!
バラ色のレム睡眠をイメージしたそうです。これはなんかオシャレ感があって上品。
ルネスタ
こちらはLuna(月)+Star(星)の足し算でルネスタ!
睡眠をとる時間の夜にちなんで付けられた名前。なんだかロマンティック。
解熱鎮痛薬の名前
なんとほとんどのお薬が名前に意味はないみたい。わりと古いお薬が多いので適当だったのかもしれません。ゴロがいいとかそんな事で決まってる気がします。
バファリン
Buffer(バッファー)とアセチルサリチル酸の別名Aspirin(アスピリン)を組み合わせたBuffered Aspirin(バッファーアスピリン)からバファリンとなったそうです。
Bufferとは緩和するものという意味です。
ちなみに僕は、「バファリンの半分はやさしさでできている」というTVCMのフレーズを知らない人とはジェネレーションギャップを感じます。
ロキソニン
ロキソプロフェンという成分名から少しイジっただけ。
残念。インパクトのある由来をちょっと期待してたくらい超有名な解熱鎮痛薬。
ボルタレン
結論から言うと名前の由来はなし。
こいつも個人的にはちょっと期待してた。ちなみに成分名はジクロフェナク。
モーラステープ
またまた残念、この子も由来なしです。
貼付剤の第一線を行く久光製薬の看板商品。成分名はケトプロフェン。
ハイペン
とても早く効く鎮痛薬という意味のHigh Speed Pain Blocker(ハイスピードペインブロッカー)から。ハイ(High )ペン(Pain)です。
なんか逆に痛くなりそうな気がするんですが…と僕は思いましたけど、どうでしょう。
カロナール
来ました!みんな知ってるカロナール!!
実はとっても単純な理由で命名されています。
痛みや熱などの症状が・・・「軽くなる、軽くなる、かるくな~る・・・・ん?
そうだ!!カロナールで行こう!!」って感じでしょうか。
なんと単なるダジャレのようです。きっと夜中に思いついたんでしょうね(笑)
その他のお薬の名前
上の2つの種類以外のお薬についてもいくつかわかっているのを書きます。
アレロック
Allergy(アレルギー)症状をBlock(ブロック)することからアレロックと命名されたようです。
なんとなく想像つきますよね。これは患者さんにも非常にわかりやすく、いい名前だと思います。
ザイザル
商品名の由来ですが、メーカーさんやっちゃいましたねコレ(笑)
「最終かつ究極のアレルギー薬」という意味を込めて、アルファベット順の最後xyzとallergy(アレルギー)のalを組み合わせてXyzal(ザイザル)としたそうです。
僕からは名前負けしないことを祈りますとだけ、言っておきます。
まとめ
医療用医薬品の名前って一般の患者さんには「覚えにくい」と言われます。
実際、薬剤師ですらど忘れすることもありますし、新薬が出るたびに覚えるのに毎回苦労しています。
僕は「患者さんに自分で飲むお薬くらいは覚えてほしい・・・」な~んて思いもしないタイプですが、面白い由来があれば覚えやすくなるのは間違いないですよね。
そんな事を考慮すると、ぜひ製薬メーカーさんにはとんでもなくインパクトのある由来を考えて、名前を付けてもらいたいものです。
そうすれば新薬の発売も今よりもっと楽しめるかなぁと思います。