どーも!
ねこじたなのに薬剤師やってます。
ねこじたのヒロと申します。
「薬剤師って1日何してるの?」
「ずっとあの調剤室に閉じこもってるの?」
「患者が来ていない時の仕事は?」
そんなボクからすればどうでもいいような(笑)疑問に答えるため、今日は1日の動きを記事にしたいと思います。
実際に自分自身、大学で実習を受けるまではやつらが何をしてるのか、まったくわかっていませんでした。
外に出ることのほとんどない薬剤師という職業は、非常に内容の見えにくい職種です。
学生の頃によく話をしてたんですが、医師や看護師をテーマとしたドラマや映画などはあっても薬剤師を主人公にしたものと言うと皆無です。
というのも、薬剤師の業務って作業も地味だし、何より制度上の問題で主体性を持ちにくい。
医薬分業の進んだ現代においても、いまだに薬剤師が何をしてるのか理解されていないのも仕方ないと思います。
もくじ
在宅薬剤師の1日のスケジュール(土曜日)
8:00 自宅を出る
8:20 出勤
8:30 業務開始
9:00 門前のクリニックの診察開始
投薬窓口担当(スキマ時間で薬歴の入力、FAXで受けた処方箋の監査など)
13:00 休憩(昼食)
14:00 在宅業務へ
個人宅へ薬のセット
施設Yへ臨時処方薬の配達
施設Nへ臨時処方薬の配達
16:30 薬局に戻り業務チェック
薬歴、一包化、週明けの在宅の準備、分包機の清掃
17:10 薬局を閉める
時系列での実際の行動
ここからは実際の動きを補足したいと思います。
8:30 業務開始
私の勤務する薬局では「早番」「遅番」があります。私は「早番」だったので8:30勤務開始となります。ちなみに「遅番」だと9:30から業務開始です。
9:00 門前クリニックの診察開始→投薬窓口担当
診察の開始時間から投薬窓口にまわります。午前中の投薬に関しては担当制になっているのでその日担当になっている薬剤師がお昼休憩までずっと投薬をする事になります。投薬→薬歴の入力→空き時間にFAX処方箋の監査→一包化の監査が投薬担当者の主な業務になります。結構大変です。
14:00 在宅業務へ
ここからが楽しい在宅業務の開始です(あくまで個人的な感想です)
14:05~14:45 個人宅へ(今回は1件のみ)
ささっと準備をしてまず個人宅に伺いました。自転車で5分の距離です。
退職してから足が弱くなり現在は一人では歩くことも難しい患者さんのお宅。ここは定期薬のセットだけだったのですが本人様より奥様が大変なんです。耳が遠いのによくおしゃべりをされるのでこちらのお話は聞いてもらえず、一方的にお話されます。お薬セットし終わってから玄関を出るまで20分もかかってしまいました。
15:10~15:30 施設Yへ
一度薬局に帰りまたささっと準備をしてすぐに出発です。施設は基本的に車で片道10分以上はかかるため車での移動。施設Yはわりと近いので片道7分程度だと思います。
臨時処方薬の配達なので会えそうであればできる限りは患者さん本人に様子を確認します。処方されているお薬の説明をし、施設に設置されているお薬箱にお薬をセット。私の場合は患者さんへの説明時にらくがきを書くこともあります。
ここはスムーズに終えたのでそのまま施設Nに向かいました。
15:30~16:10 施設Nへ
施設Nは少し距離があります。片道20分程度。
臨時処方薬の配達と定期薬のセットの2名分。ちゃちゃっとやらないと意外と時間がかかります。
急いで作業をし、施設を出ます。
16:30~
薬局に戻り残っている業務の確認をします。
門前のクリニックは土曜日の受付が16:00まで、業務終了が17:00です。在宅の配達がないか、薬歴の書き漏れはないかなど確認し、来週の在宅の準備に入ります。
すべて終わるのは、だいたいいつも5時20分くらいになります。
まとめ
「薬剤師、思ってたより働いてるな」と思いましたか?
それとも、「楽そうだな」と思ったでしょうか?
これは在宅医療をやっている、調剤薬局の薬剤師の一例に過ぎません。
薬剤師の職場は様々あり、多種多様な業務に多くの薬剤師が今日も従事しています。
今回はボク自身の業務でしたが、いずれは違う働き方も記事にできたらいいなと思っています。
麻薬取締官なんかはサスペンスのイメージだけですが、なんか面白そうですよね。
まぁ、きっと実際は地味な仕事なんでしょうけどね。