2019年、ボクが実際にこの一年間で読んだ本は全195冊です。
今回はその中から年末年始の休暇中におすすめの本を紹介したいと思います。
「なんかいい本ないですか?」
とたまに聞かれるのですが、本というのはなかなかこちらからおすすめするのは難しいというのが本音だったりします。
というのも、どんな情報を求めているのか、どんな文章にしびれるのかはかなり人によって違います。
同じ本でも、書いてある内容の受け取り方はそれこそ十人十色で、読み手の価値観やその時の状況によっても大きく印象が変わっちゃうわけです。
そんな理由もあって「何読めばいいかわからない」なんて方も、自分自身で(ここ大事!)何を読むか選んでいただくのがベストだと、そうボクは考えています。
ちなみに【おすすめ度】は☆1~☆5までの5段階評価としています。
選ぶ際の参考にしていただければと一応つけてみました。
もくじ
2019年上半期 読んだ本93冊からのおすすめ本28冊!
メモの魔力
【おすすめ度 ☆4】
今年一発目に読んだ本がこちら。
SHOWROOM代表取締役社長である前田裕二さんの著書「メモの魔力」です。
彼はとにかくメモを取る人で、そのメモ術、というかノート術が学べる一冊となっています。
ファクト→抽象→転用という流れを癖にすることで、実体験を次の経験に活かせるようになる素敵な本。
巻末の「自分を知るための自己分析1000問」も時間がある年末年始にゆっくりやってみるのもいいかと思います。
あなたは絶対!運がいい新装版
【おすすめ度 ☆3】
自己啓発としてはかなり有名な本の新装版です。
誰でも運のいい人になれるので、まずは考え方を変えましょうという本です。
読みやすい本だと思うので、読書をあまりしない方にこそおすすめ。
「今の自分が嫌い」なんて方は一度読んでみてはどうでしょうか。
医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本
【おすすめ度 ☆4】
ボクは薬剤師なので、医師に「運動しなさい」と言われた患者さんのお話を直接聞くことがあります。
かなりご高齢の患者さんになんの詳しい説明もなく、ただ「運動をしなさい」という医師はどうなんだろう…。
そう思い、読んでみた一冊です。
図解で運動方法が紹介されていて、具体的にどんな運動から始めればいいかわからない方におすすめです。
人生が変わるメンタルハック大全
【おすすめ度 ☆3】
もはやニコニコ動画やYouTubeでの会員数がとんでもないことになっている圧倒的個人の一人、メンタリストDaiGoさんの本です。
人間関係や仕事、恋愛、お金などの様々な悩みに対する具体的なアドバイスが見開き2ページくらいに短く書かれています。
読みやすい代わりに、ひとつひとつはあっさり風味。広く浅くって感じです。
ボクは実生活に活かせなかったので、おすすめ度☆3とさせてもらいました。
福岡市を経営する
【おすすめ度 ☆3】
アナウンサーから史上最年少の36歳で福岡市長に当選した高島市長の著書。
ちなみにボクは福岡市民です。
政治にはあまり興味はありませんが、著者がどう考えてアナウンサーから市長になったのか知りたいと思い読んでみました。
ちょっとした政治の裏話も書いてあって、読み物としてもおもしろい一冊。
読むときっとあなたも高島市長を応援したくなります(笑)
習慣が10割
【おすすめ度 ☆4】
毎日は習慣の連続に過ぎません。
習慣が変われば日々の行動が変わり、その積み重ねにより大きく人生が変わります。
この本は習慣の大切さと、習慣化の仕方について教えてくれます。
習慣化は意志の力ではなく、システム化が大切。
つまり、きちんと制度設計をすれば誰にでもできるのが習慣なんです。
「せっかく始めたことも、いつも3日坊主」という方におすすめの本です。
マンガで読む人生がときめく片づけの魔法
【おすすめ度 ☆3】
Netflixで話題になり世界で最も影響力のある100人にも選ばれた“こんまりさん”こと近藤麻理恵さんの片付け術こんまりメソッドをマンガでわかりやすく紹介。
こんまりメソッドのウリはリバウンドしない片づけ術。
読みやすく、わかりやすく、そしてホントにすぐにやってみたくなります。
当然、尺の都合上もあってこんまりメソッドのすべてが書いてあるわけではないので、こちらを読んで興味を持ったら本家「人生がときめく片づけの魔法」を読むべし。
本家は700万部を超える超絶ベストセラーであり、読みやすい上にわかりやすい。
もはや片づけのバイブルと言っても過言ではない!?
本家:人生がときめく片づけの魔法はこちら!
こちらはさすがの【おすすめ度 ☆5】
日本人の9割がやっている 残念な健康習慣
【おすすめ度 ☆2】
見開き1~2ページくらいに、健康に関する雑学が多数紹介されている本です。
「風邪の予防にはうがい薬がいい」とか、「卵は1日1個まで」などの誤った情報をおさらいするような一冊。
ただ、科学的な根拠については詳しい説明がなかったりもするので、正直これはこれで信憑性がどうかと思える記載も少なくないですね。
広く浅くって感じでしたが、豆知識が好きな方におすすめ。
FACTFULNESS(ファクトフルネス)
【おすすめ度 ☆5】絶対読んでもらいたい本5選のうちの一冊
ボクにとってこの本はそれこそ「一生忘れることのない一冊」になりました。
なぜなら、人間の思い込みというのがいかに間違いだらけか思い知らされたからです。
「賢い人ほど間違える13問のクイズ」が最高に面白く、そのためだけに買ってもいいくらい。
ちなみにボクは自分でも驚愕の0点でした(笑)
自由回答ならまだしも、回答はすべて三択式のためチンパンジーですら33%は正解できることになります(笑)
つまり、あえて不正解を選ぶほど自分の世界に対する認識は間違っていたわけです。
あなたは果たしてチンパンジーよりも高い正答率を叩き出せるでしょうか!?
どんな大人にもおすすめできる超良書です。
カウンセリングの技術
【おすすめ度 ☆4】
ボクはカウンセラーではありません。薬局の薬剤師です。
では、なぜこの本を買ったかというとカウンセリングにおける「傾聴」の技術が役に立つかもしれないと思ったからです。
人の悩みのプロセスやカウンセリングにおける現場検証の大切さを学べるいい本。
カウンセラーでなくとも、知人や友人の悩みを聴いてあげたいという方は読んでみるのもいいかもしれません。
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方
【おすすめ度 ☆3】
自由になりたいなら、金銭的に独立しなければならない。
その手助けをする、というのがこの一冊。
不動産や株式投資などの資産形成と節税について細かい部分まで解説されている。
黄金の羽根は、国の制度設計の歪みの中に落ちている、というのは納得できるが誰もが実践できる内容かといわれるとちょっと難しいかもしれません。
「好き」を「お金」に変える心理学
【おすすめ度 ☆4】
メンタリストDaiGoさんの「好きなことを仕事にするための方法」を書いた一冊。
YouTubeを見てもわかるように自身がしっかり実現されているので説得力には申し分ないと思います。
彼の著書は、とても読みやすくわかりやすいのが特徴。
心理学の知識も多く紹介されているのですが、決して難しいことはないので安心して誰にでもおすすめできる一冊となっています。
伝わるのは1行
【おすすめ度 ☆4】
情報が溢れている時代に、長文でアピールしても読み飛ばされてしまう。
だから短く一行でまとめようという、現代に適した文章の書き方を教えてくれる一冊。
後半に「女性に届く1行」ということでターゲットを女性に絞って書かれているパートがあるのが特徴。
それがよく女性心理を突いている気がして非常に印象に残っています。
超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由
【おすすめ度 ☆4】
筋トレ系自己啓発という一風変わった本、「筋トレが最強のソリューションである」の第2弾!
Twitterフォロワー45万人以上のマッチョ社長Testosterone氏の著書。
現役のスポーツ科学研究者との対話形式で最新の科学的エビデンスを紹介、筋トレが最強のソリューションであることを力説する。
そのやり取りがおもしろおかしく書かれていて楽しんで読めます。
もう脳筋とは言わせない(笑)
筋トレに興味がある人もない人も両方におすすめできる謎の筋トレ本!
※第1弾の筋トレが最強のソリューションであるはこちら!
こちらは文句なしの【おすすめ度 ☆5】
その悩み、哲学者がすでに答えを出しています
【おすすめ度 ☆3】
人類の「お金」、「時間」、「将来」などに対する不安というのは、どうもはるか昔から変わっていないようです。
なので、もう十分すぎるくらい幾多の先人たちがあなたのその悩みには答えを出している、というのがこの本の趣旨。
誰にでもある身近な悩みに哲学者の観点から解決策を考えることで、多数の哲学者について知ることもできる一冊。
生涯をかけて人類の様々な悩みについて考えた偉人たちの知恵を知ることは、少なからず人生の役に立つと思います。
残業学
【おすすめ度 ☆4】
独自の統計調査に基づく日本における残業の実態、そしてなぜここまで残業が当たり前になってしまったのかについてわかりやすく書かれた本。
実情を把握するのには適した良書だと思います。
ただし、後半に入ってからのいよいよ残業問題を解決するというパートに入ってからがちょっと弱いのが残念。
しかし、それでも十分読む価値があると思います。
後悔しない死の迎え方
【おすすめ度 ☆4】
死にゆく人が最期に願うこととは、一体なんなのか。
そして、そこから導き出された「後悔しない死の迎え方」とは。
平易な言葉で非常に読みやすく、誰にでもおすすめできます。
人生の迷ったときにひとつの価値観と勇気をくれる一冊。
GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代
【おすすめ度 ☆5】
絶対読んでもらいたい本5選のうちの一冊!
人はギバー、マッチャー、テイカーの3タイプに分けられるといいます。
惜しみなく与える人、バランスを取ろうとする人、そして真っ先に自分の利益を優先する人です。
この中でもっとも成功していたのはギバーでした。
しかし、もっとも損をしていたのもギバーだったのです。
これはいったい、どういうことでしょう。
この本を読めばわかります。
どうすれば成功するギバーになれるのか?どうすれば、燃え尽きずに人に与え続けることができるのか?
世界を変えた超ベストセラー。
実際の値段の10倍以上の価値がある一冊!
ぜひぜひ読んでみてもらいたい本です。
EQ2.0
【おすすめ度 ☆3】
ここ数年でのAI技術の進歩もあってか、非常に注目されるようになった感情知性とも呼ばれるEQの入門書。
EQの重要性、4つのEQスキル、さらには具体的なEQの高め方を指南する。
が、高め方についてはまだまだ具体性が低く抽象的なのが残念なところ。
巻末にはパスコードがついており、オンラインテストを受けて自身のEQ診断ができるのはおもしろい。
進化する勉強法
【おすすめ度 ☆4】
科学的根拠にもとづく、子どもにとってのベストな勉強法を紹介してくれる一冊。
大人にも自分の勉強法を見直すいい機会を与えてくれる良書だと思います。
さらっと読めて無駄がなく、根性論はいっさいありません。
長時間の非効率な勉強法から脱却し、ハイパフォーマンスな学習法を知ることができます。
気持ちを言葉にできる魔法のノート
【おすすめ度 ☆4】
気持ちをうまく言葉にできなかった経験というのは、誰にでもあるのではないでしょうか?
この本は、そんなもどかしい経験を減らす方法を教えてくれます。
「内なる言葉」と「外に向かう言葉」とは?
そして、「内なる言葉」を「外に向かう言葉」に変換する具体的なメソッド「T字型思考法」とは?
対話形式の物語でわかりやすいので小学生から読めるおすすめの一冊。
サピエンス全史
【おすすめ度 ☆5】
絶対読んでもらいたい本5選のうちの一冊!
なぜ、ホモ・サピエンスだけが繁栄したのか?
歴史についての本かと思いきや、そうではありません。
国家、貨幣、企業、文化、環境、宗教...
すべての視点で歴史学者でもあり哲学者でもある著者が考察していく一冊です。
こういう本と出会ったとき「自分とは関係ない」と思うのは間違いで、
現代に生きるビジネスマンこそ読むべきだと思います。
分厚くてとっつきにくく思える本だからこそ、わりと時間の取れる年末年始にぜひ読んでもらいたい名著です。
スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック
【おすすめ度 ☆4】
貧乏な家庭に育ったジムはいつも不安だった。父親は仕事を何度も変え、明日の家賃も払えない。毎晩、酒と煙草に溺れ母親に怒鳴りつけた。そんな環境から母親は病気になり不眠に悩む日々だった。
ある日、ジムは好きなマジックのひとつ「親指を消すマジック」の大事な道具である「親指」を失くしてしまう。
町のマジックショップを訪れたジムは店番をしていた、ある女性と出会うことになる。その女性ルーズは、ジムにとっておきのマジックを教えてくれるらしい。
そのマジックとは、なんでも思うように手に入れられる最強のマジックであった。
読み物としてシンプルにおもしろい一冊。小説好きな人のマインドフルネスについて知るための入門書としておすすめ。
資本家マインドセット
【おすすめ度 ☆3】
資本家とは、お金からも働くことからも自由な存在である。
理由は単純。資本主義のこの世界では、ゲームは資本家にもっとも有利に働くルールで作られているからである。
そう三戸正和氏は主張する。
最短の時間で最大の成果を上げ、好きなことを好きな人と好きなようにやる。
そんな「資本家」という、一見サラリーマンには縁遠く思える生き方を提案し、そのマインドセットを享受してくれる一冊。
サラリーマンはもはや「幕末の武士」という言葉は、非常にボクの心に残っています。
ビジネスの限界はアートで超えろ!
【おすすめ度 ☆3】
この本に出会うまでのボクは、ビジネスとアートの関係について恥ずかしながら何も考えたことがありませんでした。
アートの技法とビジネスに関する共通項とはなにか?
なぜ、経営者はアートをたしなむのか?
ビジネスの限界を超える「アートシンキング」とは?
「感性」がより大切になってくるこれからの時代。
そんなアート素人のための入門書としておすすめです。
3秒でバランスシートが読める本
【おすすめ度 ☆4】
会社の財務表のひとつであるバランスシート(B/S)の解説書。
入門書として購入してみたら、実際にこれだけでバランスシートが読めるようになれました。
バランスシートは6つのパターンに分けるだけ。
読めれば会社の現状・課題・将来性が瞬時に見えてくる!
とまではとても言えませんが、家計にも使える知識なので知っておいて損はありません。
読みすすめていくと「3秒で読める」の意味もわかると思います。
モンテッソーリ流「才能がぐんぐん伸びる男の子」の育て方
【おすすめ度 ☆4】
将棋の藤井聡太七段やAmazonの創立者であるジェフ・ベゾス氏などの活躍により有名になったモンテッソーリ教育。
日本人には馴染みのないこの教育方法を、特に男の子に焦点を当てて書かれた本がこちら。
男の子というのは、どうも女性である母親には理解が難しいようで、いろんなところから「もう大変…」という言葉を聞きます。
理解できない行動に、時には声を荒げたりイライラしっぱなしなんて人も少なくないでしょう。
なぜ、理解ができないのか?
それは、きちんと子どもを知らないからにほかなりません。
そのヒントをくれたのがこの本でした。
モンテッソーリ教育を知れば、子どもに対する「なぜ?」を確実に減らせます。
男の子のパパ・ママに限らず、幼児教育にたずさわるすべての人に読んでほしい一冊です。
GRIT やり抜く力
【おすすめ度 ☆5】
絶対読んでもらいたい本5選のうちの一冊!
皆さんは、成功するのにもっともなにが重要だと思いますか?
「資金」?
「才能」?
それとも、「努力」でしょうか?
実は前半に紹介する本の中で、ボクがもっとも読んでもらいたい本がこの本です。
ボクはこの本を読んで、本当の意味で「努力」の大切さを説明できるようになりました。
そして、「やり抜く力」が「才能」とは別のものであることを知り勇気をもらいました。
人は努力の途中、必ず迷うと思います。
「こんなことして意味があるんだろうか?」
「なんでこんなに頑張ってるんだろう?」
「どうせ、できないかもしれない…」
そんな人たちに勇気をくれる研究結果とそこから導き出された結論が、ここには書かれています。
今、目標に向かって頑張っている人には背中を押してくれる一冊となるでしょう。
「自分には努力はできない」と思いこんでいる人には、「もしかしたら…」と思わせてくれる一冊となるでしょう。
年末年始、新年の抱負を決める前にぜひぜひ読んでみてほしい超おすすめの一冊です。